1.利用者の人権を尊重すること
人権尊重の考えは、もっとも重要な視点です。
援助関係においての権利を守ることは当然ながら、家庭や地域社会においても、その人権が侵害されることなく生活できるよう配慮する必要があります。
2.利用者の主体性を尊重すること
利用者一人ひとりの生き方や暮らし方を尊重しながら、今後の生活における適切な判断ができるように助言をおこなっていきます。
また利用者が、意思を表現しやすいよう、その環境への配慮も必要となります。利用者の意思を大切に考える姿勢こそが主体性の尊重といえます。
3.公平性の二つの視点をもつこと
①利用者に対して公平に接すること。自分の価値観と異なる価値観をもっている利用者や家族がいたとしても、偏見や私的感情にとらわれることなく、公平に支援関係を築かなければなりません。
②サービス利用において公平であること。
利用者やご家族のニーズに応じて、適正なサービス配分を行うとともに、利用者の個別性に配慮したサービス調整を行う必要があります。
4.中立性の二つの視点をもつこと
①利用者や関係者の間において中立であること。
介護をめぐった葛藤や対立などが生じている場合であっても、ケアマネージャーはいずれかに偏ることなく、中立な視点をもち業務をおこなう必要があります。
②利用者とサービス提供者との間において中立であること。
所属する事業所や、関係のあるサービス事業所の利益のために働くことがないよう、必要なサービスが適切に選択できるように助言を行っていきます。
5.社会的責任を自覚すること
ケアマネージャーは利用者にとって、単なる友人や相談相手ではありません。
職業人として専門的な援助関係のうえに成り立つ職業です。
社会的責任をもち、地域社会全体の利益につながるよう、業務に取りくむ必要があります。
6.個人情報の保護に努めること
ケアマネージャーは業務の上で、さまざまな個人情報に触れます。
これらの情報を口外しない、目的外には使用しないという姿勢は当然守らなければなりません。
個人情報をあつかう場合は、あらかじめ利用者の同意を、文書で得ておく必要があります。
※経営者の考え、ケアマネジャーの個人的な価値観で赤字の部分に対して公然と異論を唱える方がいます。
制度の問題があるのは認めますが、、、、悲しい現実です。